泉州タオル
泉州タオルは、「後ざらし」が特徴。
日本のタオルの歴史は、1887年に大阪南部の泉州から始まりました。
泉州地方は古くから綿の栽培が盛んであり、温暖な気候と良質で豊富な地下水を有する環境で、日本で初めてタオルが生産されたのです。
以来、130年以上にわたり高品質な泉州タオルを作り続けるため、職人たちが伝統的に受け継がれてきた製法にこだわり、日本で有数のタオルの産地として発展してきました。
泉州タオルは、織った後で糸についた不純物などを取り除き、白くする工程である「後ざらし」と呼ばれる伝統製法を用いているため、すぐれた吸水性、心地よい肌ざわり、初めて使う時も、安心してそのまま使用でできる清潔さを兼ね備えています。
毛落ちが少ない無撚糸(カバーヤーン)を使用し、細い糸でカバーリングしているため、手に取った瞬間にやわらかさを感じることができる、糸と織りへのこだわりから生まれたタオルです。
糸の特徴を生かすために、何度も調整を繰り返して誕生した泉州タオル「カバーヤーン」は、やわらかな光沢を持ち、洗っても硬くなりにくいうえに、吸水性も抜群です。